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300作品見たオタクが選ぶ”質アニメ”14選

『質』アニメとは?

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そういえば「質アニメ」って言うけど、定義って何だろうと思って調べてみました。

 

主に下記の要素を組み込んだ作品の事を指す人もいる。
「萌えキャラ」「イケメンキャラ」などのキャッチーな要素を排除
客に過度に媚びず、作風を守り通す
悲惨な、鬱展開などを盛り込んでいる

https://medium.com/@p__hone/sitsu-anime-cb5c22ff91c9より)

んー何かずれてるよなぁ~。

ほかのサイトも調べてみたけど、ほとんど情報がなくちゃんとした定義はないです

 

そこで、うp主が考える「質アニメ」とは

・萌え・イケメンなどのキャッチーな要素は少ない。

・ストーリー、キャラで視聴に媚びず、作風を貫く。

・「芸術作品」としてのアニメーションを目指している。

・決して万人受けはしないが、一部の人には圧倒的な支持を集めている。

 

こんな感じかな。

雑な言い方をすれば、「アニ豚ブヒブヒアニメ」ではなく、

「ストーリーや作風が上質なアニメ」の事だとうp主的には思いますね。

質アニメはノイタミナ作品が多いですよね。(ノイタミナはアニメの常識を覆すことをコンセプトにしてるから)

 

でも質アニメもジブリ作品の様に、ヒットし人気を集めればそれは「名作」となる。

それが質アニメと名作アニメの違いだと思う。

アニメオタクなら是非「質アニメ」を視聴してほしい。

 

 では300作品見たうp主が選ぶ「質アニメ」を14選を紹介しよう。

四畳半神話大系

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あらすじ

 冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、

期待していたバラ色のキャンパスライフを求めて

もう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。

 

本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。

うp主的レビュー

うp主が一番好きな「質アニメ」だ。

 

小説が原作の、考え抜かれたストーリー。

30分間ぶっ通しで主人公がしゃべるという、常識外れの演出

個性的でコミカルなキャラが繰り出す、独特な世界観に引き込まれた。

今までのアニメの常識をぶち壊される作品だ

 

絶対に面白い「質アニメ」を見たいという人に薦めたい。

 

👇原作の小説も面白いです。マジでオススメ。

蟲師

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あらすじ

およそ遠しとされしもの。

下等で奇怪。

見慣れた動植物とはまるで違うと思しきもの達。

 

それら異形の一群を、人は古くから畏れを含み、

いつしか総じて「蟲」と呼んだ。

うp主的レビュー

圧倒的にエモい作品だ。

 

静けさとても心地よく、時に残酷で、時に心温まるストーリー。

ノスタルジックな世界観で、一話一話映画を見ているような完成度。

 

現代人が胸の奥にしまい込んで忘れてしまっている、淋しさや悲しさといった人間本来の感情をふと思い出させてくれる

COWBOY BEBOP - カウボーイビバップ

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あらすじ

太陽系が開発され尽くした近未来。

主人公”スパイク”は今日を生きるために必死に賞金首を捕まえる”賞金稼ぎ”を生業としていた。

そんなスパイクのコミカルでハードボイルドでもある生きざまを描く。

うp主的レビュー

1998年のアニメとは思えない完成度。

近代SFという時代だか、アングラな設定にリアリティがありにとても面白い。

ハードボイルド&コミカルな作品で、とても渋い仕上がりになっている。

BGMやセリフの言い回しなど、最近の作品にない魅了を持っている。

電脳コイル

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あらすじ

今よりもちょっと未来…子供たちの間では街のどこからでもバーチャル世界=コイルに接続できる電脳メガネが大流行していた。

小此木優子(おこのぎ ゆうこ)は、小学校最後の夏休みを前に、父親の仕事の都合で最新の電脳インフラを擁する地方都市・大黒市に引っ越すことになる。

うp主的レビュー

「子供向けアニメ」という衣をまとった大人アニメ。知る人ぞ知る質アニメだ。

AR眼鏡が社会のインフラとなっているというリアリティックなSF設定で、視聴者を虜にしていまう。

技術の過剰発展がもたらす恐怖、陰鬱なストーリー展開がゾクッとしてしまった。

PSYCHO-PASS サイコパス

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あらすじ

人間の心理状態や性格的傾向を、即座に計測し数値化できるようになった世界。

あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は 「良き人生」 の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。

人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は、「サイコパス(Psycho-Pass)」の俗称で呼び慣わした。

うp主的レビュー

イケメンや美女キャラが出てくるアニメだが、この作品はノイタミナが作った、「圧倒的質アニメ」だど断言したい。

 

シビュラシステムと呼ばれるシステムにより人間の心理状態や職業適性や深層心理などが数値化された近未来の日本を舞台にした作品。

前半はそんな社会で犯罪者と戦う刑事たちを描いた刑事もので、後半は物語の核をなすシビュラシステムの本質に迫る哲学ものとしての側面が強い。

 

作風からは想像できないほどの深いストーリーだ

言の葉の庭(アニメ映画)

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あらすじ

「まるで世界の不思議そのものみたいに、彼女は美しかった」

靴職人を目指す高校生・タカオと、謎めいた年上の女性・ユキノ。

二人は約束もないまま雨の日の東屋で逢瀬を重ねるようになり、心を通わせていく。

うp主的レビュー

「君の名は。」で有名な新海誠監督の過去作品。

高校生のうぶな少年と、謎の年上の女性の淡い恋の物語だ。

心が締め付けられるほど繊細なストーリーと、息を飲むほど美しい作画

特に雨の描写が本当に美しく、作品の良さを引き出させている。

初めての恋を思い出して感慨深くなるような良い作品だ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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あらすじ

感情を持たない少女”ヴァイオレット・エヴァーガーデン”。

戦火の中で、大切な人から告げられた「愛している」の言葉の意味を探している。

そんな彼女が手紙の代行手記を通じて、「愛」を知るまでの物語。

うp主的レビュー

京アニの最高峰の作画で送る、少女の愛の物語。

一話一話の完成度が物凄く高く、毎回一つの映画をみせられているような感覚だ。

可愛い女の子が登場するので「質アニメ」か?と疑問を持つキャラクターデザインだが、圧倒的にストーリーが良く、涙無しには見られない話しになっている

DEVILMAN crybaby[デビルマン クライベイビー]

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あらすじ

この世界には人間のほかに悪魔と呼ばれる生物がいる。

悪魔は人間の身体を乗っ取り、あらゆる殺戮の限りを尽くしてきた。

そんな中主人公の”不動明”は悪魔に身体を乗っ取られるが、人間としての自我を忘れない「デビルマン」となった。

うp主的レビュー

「四畳半神話大系」を手掛けた”天才”湯浅正明監督による、デビルマンのリメイク作品。「アート」なアニメーション作品を創る監督であり、演出や構図など今まで見たことのない方法を使っている。

Netflixが出資したwebアニメということもあり規制が緩く、かなり攻めた表現をしている。

アダルテックでバイオレンスな世界観で、深いメッセージ性がある。

東のエデン

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あらすじ

2010年、日本各地に10発のミサイルが落下するテロが発生するが、奇跡的に1人の犠牲者も出なかった。
それから3ヵ月後、アメリカへ卒業旅行に出かけていた大学生・森美咲はワシントンD.C.を訪れホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれる。

そこに記憶喪失となった日本人青年・滝沢朗が現れ、森美は難を逃れる。

意気投合した2人は一緒に日本へ帰国することとなるが、その日東京へ11発目のミサイルが打ち込まれる。
その時、滝沢の携帯電話にジェイスと名乗る女性からの謎のメッセージが入る。

うp主的レビュー

デモクラシー(民主主義)な現代の社会システムに一石を投げる作品。

正体不明の謎の雰囲気の主人公が気になったり、リアリティのあるフィクション設定に痺れたり。

萌えキャラがなく、ストーリーと世界観で勝負している作品。

どんどんスケールアップしていく物語に、思わず引き込まれます。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

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あらすじ

西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」である。

うp主的レビュー

銃撃肉弾電脳バトル。バトル×銃撃×電子情報戦闘。

司法・国会・公安・ネットの専門用語が多く、難解なストーリーと感じてしまう(うp主は調べながら見た)

設定が完璧なほど作りこまれていて、近未来SF好きにはたまらない世界観。

これぞ「質アニメ」と呼べる完璧なアニメ作品。

イヴの時間

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あらすじ

高校生のリクオは、所有するハウスロイド「サミィ」の行動記録の中に、命令した覚えのない行動を発見する。

友人のマサキを誘って記録された場所に向かってみると、そこには「イヴの時間」という不思議な喫茶店があった。

そこに集う様々な人間やアンドロイド達との関わりの中で、それぞれが少しづつ影響を及ぼしあい、変わっていく。

やがてそれは、外の世界へもかすかな、しかし確実に波紋を広げることとなる。

うp主的レビュー

舞台は近未来、テクノロジーが発達しAIやロボットが生活の中に溶け込んでいる。

とてもメッセージ性が強い作品。

哲学的な要素がかなりあり、世界観に一気に引き込まれる。

人間とアンドロイドの違いとは?道具なのか、人間なのか?

そんな深く、淋しいストーリー。

昭和元禄落語心中

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あらすじ

昭和の落語界を舞台にした噺家の愛おしき素顔と業を描いた作品

師匠と交わした約束を 胸にしまって芸を磨き ついに与太郎、真打に。

射止めた名跡は三代目助六。 八雲師匠の為め、助六の血を継ぐ小夏の為め、

焦がれて手にしたはずなのに、 おのれの落語が揺るぎだす――。

 

八雲と小夏、二人の中の助六を変える為めの 与太郎の落語とは――!?

うp主的レビュー

昭和の落語界を舞台にした斬新なアニメ。

「落語」と聞くと面白くないだろwと思っていたが、これが面白い。

声優陣の素晴らしい演技で作品のハードルを見事に下げ、作品にスッと入り込める。

文学的な美しさがある素晴らしい作品です。

キノの旅

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あらすじ

主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、世界をあちこち旅している。


世界のあちこちには個性豊かな国があり、

人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、

キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、

また次の国へと旅立っていくのだ。

うp主的レビュー

一話一話違う話なので気軽に見やすく、全体的に静かな作品。

作品全体の静けさがとても心地よく、夜に一人で酔いしれるのがおすすめかも。

「哲学的なストーリー」に、主人公の「キノが風刺ともとれる言葉」を言い放つのがとても面白い。

旧作と新作があるので、両方見比べてるのもオススメ。